中古マンションを住みながらリフォームしています!
各社の現地調査が無事終わりました。
4社はきつかった。。。
そして現地調査によって分かった問題点がいくつかあります。
各社の提案の前にまずはその問題点をご報告します!
初めから読まれる方はこちら ⇒ 住みながらリノベーション始めます
中古マンションの水回りリフォームの問題点
中古マンションの水回りのリフォームをする際にかなり重要な項目になります!
中古マンションを購入する方は確認しておくべき項目だとも思います。
ちゃんと知っておけば、
先々リフォームできる範囲もわかるし、
マンションの潜在能力がわかる気がします!
残念ながら、私はまったく知りませんでしたが。。。
マンションの排水方式
今回の現地調査をするまで全く知りませんでしたが、
マンションの排水方式は大きく2種類あるそうです。
今回の現地調査でも、水回りのリフォームということなので、
どの業者もこの構造を気にしているようでした。
(もちろん説明していただいてこの構造を気にしていたことも初めて知ったわけですが)
それぞれの構造を説明します。
1種類目:床スラブ上配管
(画像お借りしています 出典:REPCO)
一種類目が床スラブ上配管です。
まず「床スラブ」って何?というところからわからなかったので、
業者の方に教えていただきました。
床スラブというのは、マンションの構造躯体、つまりコンクリートの床ですね。
簡単に言うと1階と2階の境になる壁。
「床スラブ」と実際に暮らしている床であるフローリングや畳の間に空間があるんですよね。
そして、その空間の間に排水の管が通っています。
ちなみに排水としては、
キッチン、お風呂、トイレ、洗面台、洗濯機とざっくり5つ。
これらの排水管がこの空間にあることになります。
これが床スラブ上配管。
内容がわかればその構造通りの名前ですね(笑)
2種類目:床スラブ貫通
(画像お借りしています 出典:REPCO)
もう一種類が床スラブ貫通です。
え?こんな構造あるの!?と衝撃でした。
図と名前からお分かりになると思うのですが、
フローリングの床だけじゃなく、床スラブにも穴が開いているんです。
そして、下の階の天井上を排水がとおっているんです!!
いやいや、コンクリートに穴開けるとか、
天井の上に排水とか、なんてリスキー!!
でも築年数の古い物件には結構ある構造のようです。
リフォームに向いている排水方式
床スラブ上配管と床スラブ貫通、2種類あるのがわかったところで、
じゃあリフォームしやすさは?となるとこの順番。
床スラブ上配管①
一番リフォームしやすいのは床上スラブ配管で、
床と床スラブの高さが十分あるもの。
配管の傾斜を取りやすいので、移動可能範囲が広くなります。
リフォーム前の場所より遠くに配管を持っていくことも可能な場合が多いです。
(画像お借りしてます。SUUMO)
床スラブ上配管②
次にリフォームしやすさでいうと、
床上スラブ配管で、床と床スラブの高さが少ないもの。
構造は①と同じですが、
高さが少ないと配管の傾斜が取りにくいので、
移動可能範囲が狭くなります。
傾斜を取るために床を上げる必要が出てきたりするので、
居住空間が狭くなったり、床がフラットにならなくなったりします。
(画像お借りしてます。SUUMO)
床スラブ貫通
床スラブ貫通です。
床スラブに直接つながっているから基本的に移動は困難。
リフォームの自由度はかなり少なくなります。
(画像お借りしてます。SUUMO)
我が家のマンションのトイレの構造
ここまで書けば、どんな結果だったかもう気づかれていると思うのですが、
我が家の排水構造は床スラブ貫通でした。。。(泣)
以前和室の床をはいだ時に2重床なのは確認していたから、
排水は床下を通っていると思い込んでいました。。。
構造でいえば、上の分類でいう床スラブ配管②じゃないかと期待していました。
以前のセルフリフォームで床を開けてみた写真でも、
床スラブと畳床がちゃんとあったし。。。
詳細は⇒和室のセルフリフォーム記事
築40年超なので仕方ないんですけどね。。。
ただしトイレの排水だけのようでした。
一度大規模修繕をしているためか、
キッチンやお風呂の排水は床スラブ上配管になっていたようです。
そっかートイレだけかぁ。
いやいや、トイレの排水が一番重要なんですけどね。。。
今回のリフォームの希望条件にもトイレの位置絡んできますし!!
トイレの移設ができないという現実。
途方に暮れてしまいました。。。
夢のリフォーム終了。。という感じです(泣)
各業者も途方に暮れている感じがしました。。。
我が家のリフォームの行方は
こんな状況で気持ちは沈んで居ましたが、
できることは各社の提案を待つしかありません。
とりあえずお願いして報告を待つことにしました。
そして、さらにこれ以外にも問題点はまだありました。
それについては次回!
⇒次の記事